韓国の大学「英語専用プログラム」完全ガイド:2026年度版メリット・出願方法・おすすめ大学を徹底解説
韓国の大学「英語専用プログラム」完全ガイド:2026年度版メリット・出願方法・おすすめ大学を徹底解説
「韓国に留学して最先端の環境で学びたいけれど、韓国語がまだ話せない」「語学堂から始める時間や予算がない」と諦めていませんか?実は、近年その心配は無用になっています。アジアのグローバル教育大国として急速に台頭している韓国では、多くの有名大学がすべての授業を英語で行う「英語専用プログラム(English-Taught Programs: ETP)」を大幅に拡大しています。
2026年度の進路として、世界水準の学部および大学院の学位課程を「100%英語」で修得できる選択肢が、数百種類も用意されています。本ガイドでは、KR Campusが韓国の英語プログラムの特徴、具体的な出願条件、費用、そして合格を勝ち取るためのタイムラインまで、実践的な最新情報を詳しく解説します。
韓国の大学における英語専用プログラム(ETP)とは?
韓国の大学で英語で学位を取得するルートは、大きく分けて「大学内の独立したグローバル系学部(国際学部)」と、「一般学科のなかに設けられた英語トラック」の2つがあります。
学部(アンダーグラウンド)課程では、国際学部(Global/International Colleges)が独立した学部として運営されており、国際的な教養(リベラルアーツ)教育を中心に、ビジネスやバイオテクノロジーなどの専門分野を学びます。大学院課程では、国際関係学、グローバル通商、開発協力などに特化した「国際大学院(GSIS: Graduate School of International Studies)」モデルや、最先端の「理系(STEM)研究室」が代表的です。
表1:英語専用プログラム(ETP)の比較一覧
| 課程 | プログラム形式 | 主な対象専門分野 | 英語講義の割合 |
|---|---|---|---|
| 学部(学士) | 国際学部 / グローバルカレッジ | 人文、社会科学、ビジネス、国際学、バイオ | 100% 英語 |
| 学部(学士) | 一般学科の英語トラック | 工学、コンピューターサイエンス、IT分野 | 80% 〜 100% 英語 |
| 大学院(修士・博士) | 国際大学院(GSIS) | 国際通商、公共政策、国際協力 | 100% 英語 |
| 大学院(修士・博士) | 理工系(STEM)研究室 | IT、化学、人工知能(AI)、各種工学 | 100% 英語(研究室単位) |
これらのプログラムの最大のメリットは、出願時に「韓国語能力試験(TOPIK)」のスコア提出が一切求められない点です。代わりに、TOEFLやIELTSなどの英語公認スコアを使って受験します。もちろん、現地での日常生活や卒業後に韓国国内で就職することを視野に入れる場合、簡単な韓国語を並行して学ぶことは非常に有益ですが、入学段階での心理的ハードルは大幅に下がります。
2026年最新:100%英語で学べる韓国のトップ大学5選
英語での質の高い講義、多国籍な学習環境、そして手厚い奨学金制度を備えた、韓国を代表する名門大学をご紹介します。
1. 延世大学校(アンダーウッド国際大学 - UIC)
韓国最難関の私立大学群「SKY」の一角である延世(ヨンセ)大学が運営するUICは、韓国初の全日制・全編英語リベラルアーツカレッジです。
* 特徴: 比較文学、国際学から、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーまで、人文・社会・理系の垣根を越えた学際的なメジャー(専攻)が揃っています。世界中から優秀な学生が集まるトップブランド校です。
2. 高麗大学校(国際学部 - DIS)
同じく「SKY」の一角である高麗(コリョ)大学のDISは、世界で活躍するグローバルリーダーの育成に定評があります。
* 特徴: 国際通商、国際政治、国際開発などの分野に特化しており、教授陣も国際色豊か。ディベートやディスカッションを主体とした対話重視の講義スタイルが強みです。
3. KAIST(韓国科学技術院)
大田(テジョン)広域市にある、アジア最高峰の理科系エリート大学です。
* 特徴: ほぼすべての学部・大学院の講義が英語で行われています。世界最先端の研究施設を有しており、留学生に対しても学費の免除や手厚い生活費補助があるため、理系(STEM)分野を志す学生には最適な環境です。
4. ソルブリッジ国際ビジネススクール
ビジネス・経営学に特化した、非常にユニークで実践的なビジネススクールです。
* 特徴: 講義は完全英語で行われ、アメリカのビジネススクールに近いカリキュラムを採用しています。世界中の大学と提携しており、世界三大ビジネススクール認証の1つである「AACSB」を取得しています。
5. 梨花女子大学校(スクラントン・カレッジ / 国際学部)
韓国で最も歴史と権威のある、最高峰の名門女子大学です。
* 特徴: 「スクラントン・カレッジ」では、学生が主体となって独自の専攻プログラムをデザインできる学際的トラックを提供しており、リベラルアーツをすべて英語で深めることができます。治安の良い美しいキャンパスも人気の理由です。
出願条件と必要書類・求められる英語スコア
英語プログラムへの出願時には、韓国語の能力証明が不要な代わりに、高校または大学の学業成績(GPA)と「高い英語能力」を証明する必要があります。合否は、提出書類による総合評価(ホリスティック審査)で判断されます。
主な必要書類(日本から出願する場合)
- アポスティーユ(Apostille)付きの卒業証明書: 日本の外務省でアポスティーユを取得した、高校の卒業(見込)証明書、または大学の学位証明書。
- 公式成績証明書: 出身学校が発行した英文の成績表。日本語のみの場合は、英訳と公証役場での翻訳公証が必要になります。
- 自己紹介書および学習計画書(Personal Statement & Study Plan): 「なぜ韓国なのか」「なぜこの大学のこのプログラムなのか」を英語で論理的にアピールする、最重要のエッセイです。
- 推薦書: 学校の担任の先生、教科担当の先生、または指導教授から英文で執筆してもらう必要があります(通常1〜2通)。
英語能力の要件
出願の際は、期限内の公式英語スコアを提出する必要があります。基準スコアは大学のランクや競争倍率によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
表2:2026年度出願に向けた英語基準値の目安
| 大学ランク | TOEFL iBT(最低基準) | IELTS Academic(最低基準) | Duolingo English Test(対応校のみ) |
|---|---|---|---|
| 超難関校 (SKY / KAISTなど) | 85 - 100以上 | 6.5 - 7.5以上 | 120以上 |
| 中堅・人気校 (ソウル市内有名大学) | 80以上 | 6.0以上 | 110以上 |
| 地方国公立 / 専門特化大学 | 71 - 75以上 | 5.5以上 | 95 - 100以上 |
※注意: 英語圏の国籍を保持している、または英語が第一言語である国で一定期間以上の学位を取得している場合は、英語免除(Waiver)を申請できる場合があります。
2026年度のスケジュールと留学費用・奨学金
韓国の大学は日本(4月開始)や欧米(9月開始)とは異なり、新学期が「3月(春学期)」からスタートしますが、英語専用プログラムの多くは「9月(秋学期)」の入学枠も広く開放しています。
2026年度入学に向けた一般的なスケジュール
- 【2026年春学期入学(3月開始)】
- 出願期間: 2025年8月 〜 9月頃
- 合否発表: 2025年12月頃
- 【2026年秋学期入学(9月開始)】
- 出願期間: 2026年2月 〜 4月頃
- 合否発表: 2026年6月頃
※早期選考(Early Decision)や複数回の出願ラウンドを設けている大学もありますので、希望する大学の公式サイト(Admission Guide)を1年前からチェックしておきましょう。
留学費用の目安
学費は国公立大学か私立大学か、また国際学部のような特殊な教育課程かによって異なります。(1米ドル=150円換算の場合)
- 国公立大学の授業料: 1学期あたり 約2,000 〜 4,500 USD(約30万 〜 67万円)
- 私立大学の授業料: 1学期あたり 約4,000 〜 8,000 USD(約60万 〜 120万円)
- 生活費目安: 家賃(宿舎・ワンルーム)、食費、交通費、保険料などを含め、月額約800 〜 1,200 USD(約12万 〜 18万円)
魅力的な奨学金制度
韓国は政府および大学が留学生に対して非常に手厚い返済不要の奨学金を提供しています。
* 大学独自の成績優秀奨学金: 入試時の英語スコアやGPAが特に優秀な場合、授業料の30%から100%(全額)が免除されます。
* 韓国政府招待奨学金(GKS): 授業料全額免除に加え、往復航空券、毎月の生活費支給、語学研修費用などがカバーされる、最高峰の奨学金です。日本でも毎年募集が行われます。
学生ビザ(D-2)申請と現地生活をスムーズに始めるためのコツ
志望校から合格通知書(Certificate of Admission: CoA)を受け取ったら、日本国内にある韓国大使館や総領事館で「学生ビザ(D-2)」を申請する必要があります。
ビザ申請時の主な必要書類
- パスポートおよび査証発給申請書
- 大学が発行した「標準入学許可書(CoA)」および「事業者登録証」の写し
- 財政能力証明書: 通常、年間約20,000 USD(約300万円)相当の銀行残高証明(英文・米ドル建て)を求められます。親名義の口座を使用する場合は、家族関係証明書(住民票など)が必要です。
- 結核検査診断書(指定病院での受診が必要な場合があります)
韓国での生活を成功させるための実用アドバイス
-
現地必須アプリを即ダウンロードする
韓国ではGoogle Mapがあまり機能しません。地図や乗り換えは「Naver Map」または「KakaoMap」を使いましょう。チャットアプリは「KakaoTalk」、翻訳には高精度なAI翻訳アプリ「Papago」が欠かせません。 -
ハングル(文字)だけは読めるようにしておく
講義がすべて英語で行われるとしても、大学の事務手続きや、学外のレストラン、スーパーマーケット、電車の案内などは韓国語が基本です。ハングルはパターンさえ覚えれば数日で読めるようになるため、渡韓前に文字の読み書きと、簡単な挨拶だけは学んでおきましょう。 -
パートタイム(アルバイト)の規則を理解する
D-2学生ビザを所持している学生は、学校から許可を得て、出入国管理事務所に「時間外就労許可」を申請することで、週20時間まで(長期休暇中は無制限)アルバイトが可能です。ただし、TOPIKを取得していない場合、職種や時間に一定の制限がかかることがあるため事前に確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 韓国語が全くできなくても本当に授業についていけますか?
A1. はい、授業自体やグループプロジェクト、中間・期末試験、レポート提出はすべて英語で行われるため、英語の読み書き・会話に支障がなければ問題ありません。ただし、大学からの事務的なお知らせ、あるいは現地学生とのプライベートな日常交流では韓国語を少しでも知っているとよりスムーズです。多くの留学生が現地での生活を通して、少しずつ韓国語を身につけています。
Q2. 英語トラックを卒業した後、現地(韓国)で就職することはできますか?
A2. はい、可能です。近年、韓国政府は優秀なグローバル人材の現地定着を強く推進しており、卒業後に韓国国内での求職活動を可能にするビザ(D-10)や、専門職ビザ(E-7)への切り替え手続きを緩和しています。韓国に拠点を置くグローバル企業や外資系企業への就職も有力な選択肢ですが、現地企業への応募を視野に入れる場合は、在学中にビジネスレベルの韓国語も習得しておくことで、アピールチャンスが格段に広がります。
Q3. 出願の際、TOEICのスコアは使えますか?
A3. 大学によって異なりますが、英語専用プログラムにおいては、世界共通基準である「TOEFL iBT」または「IELTS Academic」の提出を必須としている大学が大多数です。一部の大学では参考スコアとしてTOEICを受け付けることもありますが、選択肢を広く持ち、合格確率を上げるためには、TOEFLかIELTSを受験しておくことを強く推奨します。
Q4. 日本と比べて韓国の英語プログラムの難易度はどうですか?
A4. 英語プログラムを提供する韓国のトップ大学は、授業の質や学生のレベルが非常に高く、世界各国の優秀な学生が集まります。そのため、授業内で求められる読書量やディスカッションの質は欧米の大学に劣りません。しかし、日本からの距離の近さ、文化的な親しみやすさ、比較的抑えられた留学費用などを考慮すると、コストパフォーマンスは世界屈指と言えます。
最後に
2026年の韓国留学は、言葉の壁を越え、英語を通じてアジアの最先端を学ぶ絶好のチャンスです。韓国語が話せなくても、優れた英語力と熱意があれば、アジアを代表する超一流大学の学位を手にし、将来的にグローバルな舞台で戦う武器を身につけることができます。
早い段階から行きたい大学を絞り込み、必要な書類(アポスティーユなど)の準備と、高い英語スコアの確保に努めましょう。KR Campusは、皆様の韓国でのグローバルな一歩を応援しています!
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