全北大学校(Jeonbuk National University)の留学情報・学部・学費・奨学金を徹底解説
567 Baekje-daero, Deokjin-gu, Jeonju-si, Jeollabuk-do, Republic of Korea
全北大学校(JBNU)の概要
1947年に設立された全北大学校(Jeonbuk National University / JBNU)は、大韓民国に10校ある「拠点国立大学」の一つであり、全北特別自治道(旧・全羅北道)を代表する最高峰の総合国立大学です。歴史ある古都・全州(チョンジュ)に位置するメインキャンパスは、緑あふれる広大な敷地の中に、最先端の研究棟と、韓国の伝統美を誇る「韓屋(ハノク)」建築が美しく調和しており、訪れる人々を魅了しています。
全北大学校は、韓国政府からの多大な財政支援を受けて運営されているため、世界水準の教育と研究環境を極めてリーズナブルな学費で提供しています。韓国内の国立大学ランキングでは常にトップクラスに君臨し、世界各国の何百もの名門大学と学術交流協定を結んでいます。現在では、世界70カ国以上から集まった1,600人を超える熱心な外国人留学生が、ここ全北大学校で自身の夢に向かって学んでいます。
なぜ全北大学校を選ぶべきなのか?4つの魅力
1. 圧倒的なコストパフォーマンス(格安の学費と生活費)
全北大学校の最大の魅力の一つは、学費の安さです。国からの支援が厚いため、授業料はソウルの主要私立大学の約半分程度に抑えられています。さらに、全州市内の物価や家賃(ワンルームや寄宿舎の費用)もソウル首都圏に比べて大幅に安いため、留学にかかる総費用を劇的に節約することが可能です。費用を抑えつつ、質の高い正規学位を取得したい学生にとって、これ以上ない選択肢と言えます。
2. 国家を代表する最高峰の研究・教育クオリティ
JBNUは、工学、農生命科学、獣医学などの分野において、世界的に高い研究実績を誇ります。広大なキャンパスには最先端の実験・研究設備が導入されており、政府や大企業から巨額の研究開発(R&D)資金を誘致しています。第一線で活躍する優秀な教授陣から質の高い指導を直接受けられるのは、拠点国立大学ならではの特権です。
3. 韓国の伝統文化と美食の街「全州」がキャンパス
全北大学校が位置する全州市(チョンジュシ)は、朝鮮王朝の発祥の地として知られる歴史都市であり、韓国で唯一「ユネスコ食文化創造都市」に指定された「究極の美食の街」です。有名な観光地である「全州韓屋村」も近く、美しい韓服(ハンボク)を着て街を散策するなど、本物の伝統的な韓国文化を日常的に体感できます。ソウルの大都市喧騒から離れ、落ち着いた環境で本質的な韓国留学を楽しみたい方に最適です。
4. 外国人留学生向けの充実したサポート体制
全北大学校では、外国人留学生がスムーズに学生生活に馴染めるよう、ワンストップの支援サービスを提供しています。独自のポータルシステム「OASIS(オアシス)」を通じて、受講申請から成績確認、奨学金申請、寮の手続きまでオンラインで簡単に行うことができます。また、韓国人学生との言語交換パートナーシップや、無料のTOPIK対策クラス、地域の伝統文化体験プログラムなど、学習面と生活面の両方で温かいサポートが用意されています。
学部・学科構成と留学生におすすめの主要学部
全北大学校は、文系・理系から芸術分野まで網羅する多様な学部を擁しています。その中でも、特に外国人留学生に人気が高く、おすすめの学部・学科をご紹介します。
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工学部(Engineering)
全北大学校の看板学部の一つ。機械工学、化学工学、電気・電子工学、そして現代のハイテク産業に不可欠な「スマート半導体工学」などは、周辺の国家産業団地や研究機関と緊密に連携しています。就職支援も手厚く、卒業後に韓国のグローバル企業やIT業界での就職を目指す学生に強くおすすめします。 -
農生命科学部(Agriculture & Life Sciences)
全州および近隣エリアは、韓国の農生命産業・バイオテクノロジーの中心地です。最先端のスマート農業技術、食品科学、バイオテクノロジー研究において国内有数の規模を誇り、環境問題や食糧問題に関心のある世界の若者から高く評価されています。 -
商学部・経営学部(Commerce & Business Administration)
経営学や貿易学など、グローバルビジネスに必要な専門知識を学びます。国際的な視野を養うカリキュラムが充実しており、将来、多国籍企業や日韓を繋ぐ貿易企業で活躍したい学生にぴったりのカリキュラムです。 -
人文学部(Humanities)
「国語国文学科(韓国語・韓国文学)」や「考古文化人類学科」などは、韓国の歴史・言語を本質から深く学びたい留学生に圧倒的な人気を誇ります。ネイティブ並みの語学力や、韓国社会への深い洞察力を磨くことができます。
韓国語研修課程(語学堂)のご案内
全北大学校の国際協力部が運営する韓国語教育センター(語学堂)では、大学への進学を目指す方や、純粋に韓国語能力を高めたい方向けの短期・長期語学研修課程を開講しています。
カリキュラムの特徴
- 学期制: 年4回開講(春・夏・秋・冬、各学期10週間・計200時間)
- 授業時間: 月曜日〜金曜日の週5日、1日4時間(午前または午後)
- レベル編成: 1級(初心者)から6級(上級)までのきめ細かなレベル別クラス編成
- TOPIK対策: 大学進学に必須となる「TOPIK(韓国語能力試験)」の合格率を高めるための対策レッスンを積極的に実施しています。
- 文化体験: 各学期に一度、全州韓屋村での体験学習、伝統工芸品作り、韓国料理教室などの楽しい文化アクティビティが用意されています。
学費および申請要件(目安)
- 学費: 1学期あたり約1,200,000〜1,300,000ウォン(ソウルの有名私立大学に比べ、学費も非常にリーズナブルです)
- 申請資格: 高校卒業以上の学歴を所持していること
学費と充実の奨学金制度
学部生の授業料(1学期あたり)
国立大学である全北大学校の授業料は、専攻分野によって多少異なりますが、非常に安価です。
| 専攻分野 | 1学期あたりの授業料(目安) | 1年間(2学期)の総額(目安) |
|---|---|---|
| 人文・社会科学系 | 約1,700,000 KRW | 約3,400,000 KRW |
| 自然科学・体育系 | 約2,100,000 KRW | 約4,200,000 KRW |
| 工学・芸術系 | 約2,400,000 KRW | 約4,800,000 KRW |
※国立大学改革の一環として、学部生の「入学金」は完全に廃止されました。
留学生向けの強力な奨学金プログラム
全北大学校では、学業優秀な外国人留学生を支援するための豊富な奨学金を用意しています。これにより、実質的に授業料が無料、あるいは非常に少ない負担で留学を継続することができます。
1. 新入生奨学金(入学時に適用)
入学時に提出する韓国語能力(TOPIK)や英語能力の成績に応じて、最初の1学期目の授業料が減免されます。
| 語学資格・スコア | 奨学金支給内容(最初の学期) |
|---|---|
| TOPIK 6級 | 授業料 100% 免除(全額支給) |
| TOPIK 5級 | 授業料 80%〜100% 免除 |
| TOPIK 4級 | 授業料 50%〜60% 免除 |
| TOPIK 3級 | 授業料 30%〜40% 免除 |
| 英語トラック(IELTS 7.0 / TOEFL iBT 90以上) | 授業料 50%〜100% 免除 |
2. 在学生優秀奨学金(2学期目以降)
入学後の学期からは、前学期の学業成績(GPA)に応じて、授業料が30%〜100%までスライド式に減免されます。日頃から授業にしっかり出席し、良い成績をキープすることで、卒業までずっと経済的負担を低く保つことができます。
3. 大韓民国政府奨学金(GKS)
全北大学校は、韓国政府が全額出資する「GKS(Global Korea Scholarship)」の指定大学となっています。GKSに選抜されると、往復航空券、毎月の生活支援金(約100万ウォン)、医療保険、そして4年間の学費全額が完全に国費で賄われます。
キャンパスライフと安心の学生寮(寄宿舎)
快適な学生寮(寄宿舎)の環境
全北大学校では、海外からの留学生が不慣れな土地でも安心して生活を始められるよう、最優先で学生寮に入居できるよう配慮しています。主な寮として「大同館(Daedong Hall)」「雄飛館(Woongbi Hall)」「真光館(Chamvit Hall)」などがあり、男子寮と女子寮に分かれています。
- お部屋のタイプ: 基本的に清潔な2人部屋(各部屋に個別のベッド、机、本棚、エアコン、シャワールーム・トイレ完備)
- インターネット: 各部屋に高速Wi-Fi、有線LANポートを完備
- 共用スペース: ランドリールーム(洗濯機・乾燥機)、自習室、フィットネスジム、コンビニ、休憩室、郵便室などがあり、不自由なく暮らせます。
- セキュリティ: 出入り口には24時間カードキー式のオートロックと監視カメラが作動しており、警備員も常駐しているため、治安面は完璧です。
- 寮費の目安: 1学期(約4ヶ月)あたり約1,000,000ウォン〜1,400,000ウォン(※食費をセットにできるオプションプランもあり、驚くほど安価です)。
魅力あふれるキャンパス施設
大学のキャンパスは広大で緑豊かです。中央図書館は最先端の閲覧・自習システムを導入しており、24時間開放されている閲覧室もあります。キャンパス内には本格的な伝統韓屋の憩いのスペースがあり、天気の良い日には学生たちがコーヒーを片手におしゃべりを楽しんでいます。また、温水プールやスカッシュコートを備えた大型スポーツセンター、安くて美味しい学食、おしゃれなカフェ、郵便局、銀行、ヘルスケアセンター(保健室)など、生活に必要なすべてがキャンパス内で完結します。
伝統とグルメの街「全州(チョンジュ)」での生活とアクセス
全北大学校がある「全州市」は、歴史を感じるノスタルジックな風景と、現代的な便利さが融合したとても暮らしやすい街です。
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ソウルからのアクセス:
ソウルの「龍山(ヨンサン)駅」または「ソウル駅」からKTX(韓国高速鉄道)に乗れば、約1時間40分〜2時間で「全州駅」に到着します。また、ソウルの「セントラルシティ高速バスターミナル」から高速バスも頻繁に出ており、約2時間30分で移動できます。週末にソウルへ遊びに行くことも気軽に可能です。 -
抜群の居住性:
ソウルに比べて家賃相場が非常に安く、大学周辺にはおいしくてリーズナブルな定食屋やおしゃれなカフェがひしめき合っています。「全州ビビンバ」や「コンナムルクッパ(豆もやしのスープご飯)」など、本場伝統の美食を毎日味わうことができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 入学申請をする際に、日本語でのサポートや案内はありますか?
全北大学校には、グローバル連携を担う「国際協力部(OIA)」があり、留学生専用の窓口が設置されています。日本語での対応が可能なスタッフや、先輩の日本人留学生サポーターがいるため、出願書類の準備から入学初期の手続きまで、わからない点があれば丁寧に案内してもらうことができます。初めての海外留学でも心配いりません。
Q2. TOPIK(韓国語能力試験)の資格がなくても学部に入学できますか?
一部の英語トラック(全編英語での授業を行う専攻)を除き、一般の日本語・韓国語を用いた学部講義を履修するためには、原則として「TOPIK 3級以上」の提出が義務付けられています。もし出願時点で基準を満たしていない場合は、まず全北大学校の「韓国語研修課程(語学堂)」に1年間ほど通い、語学力を高めてTOPIK 3級〜4級以上を取得した後に、学部へ編入・新入学するルートが非常に一般的かつ確実です。
Q3. 寄宿舎(寮)での食事はどうなっていますか?
寄宿舎を申請する際、「食事なしプラン」のほかに、寮内の食堂で1日2食または3食を提供する「食費込みプラン」を選択できます。寮の食堂では、栄養バランスを考えた温かく美味しい韓国料理(スープ、主菜、キムチ、ご飯など)が毎日提供されるため、自炊の手間を省き、食費を大幅に節約することができます。また、キャンパス内や大学の周辺にもリーズナブルで美味しい飲食店が多くあるため、外食派の学生も困ることはありません。
Q4. 留学生でもアルバイト(時間制就業)はできますか?
はい、可能です。韓国の留学ビザ(D-2ビザ)を所持している学生は、入学後一定の期間が経過し、かつ学校の出入国管理オフィスから「時間制就業(アルバイト)の許可」を得ることで、週あたりの制限時間内(通常週20〜25時間以内、週末は制限緩和など)でアルバイトを行うことができます。ただし、アルバイトをするためには、一定以上のTOPIKレベル(専攻や学年により1級〜4級以上)を満たしていることが条件となります。語学力を高めることで、カフェやレストラン、日本語家庭教師など、働ける場所の選択肢が広がります。
Q5. ソウルと比べて、全州の治安や生活環境はどうですか?
全州は非常に治安が良い都市として知られており、深夜に女性が歩いても特に不安を感じることはありません。全北大学校のキャンパス内や周辺は学生街として賑わっているため、夜間でも明るく、治安の面での心配は極めて少ないです。生活環境に関しても、大型マート(イーマートやホームプラス)、総合病院、映画館、ファッションストリートなど都市機能がすべて揃っており、ソウルに引けを取らない利便性がありながら、豊かな自然環境のなかでのびのびと暮らすことができます。
Q6. 学部へ編入学(3年次編入など)は可能ですか?
はい、可能です。日本の2年制短期大学、または4年制大学で2年生(4セメスター)以上を修了し、所定の単位数を取得している場合、全北大学校の3年次に編入学を申請することができます。編入学者に対しても、TOPIKの成績に基づいた「留学生奨学金」が同様に適用されるため、日本で培った知識を活かして、後半の2年間を韓国の名門国立大学でお得に学び直すことが可能です。
Q7. 卒業後の主な就職先や、就職サポートについて教えてください。
全北大学校には「就職支援プラザ」があり、就職アドバイザーによる個別カウンセリング、履歴書の作成指導、面接対策(モック面接)、企業説明会などの手厚いサービスを無料で受けられます。卒業生は、韓国のサムスン、LG、現代(ヒョンデ)などの大企業や中堅グローバル企業、あるいは日韓の貿易会社、日本のグローバルIT企業など多方面で活躍しています。特に工学部やIT分野の卒業生は、韓国国内での高い評価を背景に、技術職としての就職実績が豊富です。
Q8. 毎月の生活費はどれくらい用意しておけば安心ですか?
全州での生活費は、家賃や住居の形態によって異なりますが、学生寮に住む場合は非常に節約できます。
* 学生寮で食事プラン付きの場合: 寮費におおよその食費が含まれるため、お小遣い・交通費・通信費などで月「3万〜5万円(約30万〜50万ウォン)」程度あれば十分に余裕のある生活が可能です。
* ワンルームで一人暮らしをする場合: 家賃(月30万〜45万ウォン)、光熱費、自炊・外食費を合わせて、月「7万〜9万円(約70万〜90万ウォン)」程度が目安です。ソウルで同じような一人暮らしをする場合(家賃+生活費で月12万〜15万円以上かかることが多い)と比較して、生活維持費を大幅に抑えることができます。
Q9. 全州の冬の寒さや気候はどのような感じですか?
全州市は韓国の南西部に位置しているため、ソウルなどの北部地域に比べると、冬の寒さはやや和らぎます。それでも冬(12月〜2月)の平均気温は氷点下を記録することがあり、雪が積もる日もあります。そのため、冬場にはしっかりとしたダウンジャケットや温かいインナー、マフラーなどの防寒対策が必須です。一方で、春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)は気候が非常に穏やかで清々しく、キャンパスに咲き誇る桜や、イチョウの美しい紅葉など、素晴らしい四季の移り変わりを楽しむことができます。
Q10. 奨学金は自動的に適用されますか?それとも別途申請手続きが必要ですか?
新入生向けの「TOPIK成績に基づく奨学金」については、大学への入学出願時に有効なTOPIK成績証明書(または英語スコア)を一緒に提出することで、審査を経て自動的に学費減免の処理が行われます(別途個別の奨学金申請を郵送する必要はありません)。一方で、GKS(大韓民国政府奨学金)などの外部奨学金については、大学への出願とは別に、指定された期間内に自ら専用の申請書や推薦状を用意して応募する必要があります。募集要項を事前に確認し、スケジュールに余裕を持って準備を進めましょう。
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